「電王」が面白くなってきました

オカモト

2007年03月19日 10:10

日曜朝に放映中の「仮面ライダー電王」。
すでに「仮面ライダー」でなくなっているのは周知のことですが(w
話自体は非常によくできているなと、最近ハマリつつあります。

2話1セット(前後半)で進行するのですが、
その内容がタイムパラドックスものの映画に影響された内容で、映画ファンならニヤリとしてしまいます。
未来からやってきた「イマジン」という人類(?)が
ある時間に戻って歴史を変え支配をたくらむという前提なのですが、
それ自体が「ターミネーター」や「バックトゥザフューチャー」に似てます。

タンクローリー車を乗っ取り横転して引き摺られるシーンとかはモロ「ターミネーター2」です。

今週放送された内容は恋人が自分の記憶のみ忘れることが願いという話なんですが思いっきり
ジムキャリーの「エターナル・サンシャイン」です。

それでも、うまく物語にはめこんでますね。

予想するに、未来の人類「イマジン」が鬼の形相になっているのが単に「モモタロウ」などの
昔話ベースかと思っていましたが、どうもそればかりではなく「タイムマシン」に出てくる
未来人「モーロック」のイメージなんじゃないでしょうか?

今後は同じタイムパラドックスものの「リプレイ」「夏への扉」なんか登場するといいなぁ~。


また、電王のいいところは、単純に過去にもどりイマジンを阻止するだけでなく、
過去をほんの少しだけ、そう「ちょっぴり」良い方向に変えていくんです。

「ターミネーター」や「バックトゥザフューチャー」は、
戦争がなくなるとか、親兄弟が偉くなってるとか、ものすごい変化が起きてしまいますが、
電王では

ミュージシャン志望でオーディション受けれなかったので受けられた>でも落選>路上ミュージシャンで再起

とか、「志」が変化するだけで未来が俄然良くなるというわけではありません。
ここらへんが日本人の奥ゆかしさかもしれませんが、コレいいです!ホロリときます。

SF映画ファンの方でも電王は楽しめますね。
でも、やっぱ「仮面ライダー」ではないですね(w
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